歯を失ってしまったときに、その歯を補うために行う治療がインプラントです。自由診療となりますが、自分の顎に力が伝わり噛み合わせているかのような、自然に近い噛み心地が得られます。

チタン製の人工歯根が骨と結合する

インプラント(人工歯根)とは、歯が抜けてしまったところの骨にネジを埋め込んで、それを土台にしてアバットメント(連結部分)と人工の歯を装着する治療法です。歯肉の上にかぶせるのではなく、骨に埋め込むため、以前の自然歯と同様に噛み合わせることができます。

また、人工歯根の素材は生体親和性の高いチタンでできているため、骨と癒着し、銀歯のようにガムやキャラメルを食べると抜けてしまうというようなことはありません。

ストローマンのインプラントを採用

当院はスイスのストローマン社のインプラントを採用しています。ストローマン社製のインプラントは世界一のシェアを誇り、長期間の治療成績、科学的根拠によって世界中から研究報告が重ねられている製品です。これを用いることで、当院の患者様にも高い信頼性のあるインプラント治療を実現することが出来ます。

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インプラント治療の流れ

ここでは、感染リスクが低く、ほとんどのケースに対応できる2回法の手術の流れをご紹介します。

インプラント埋入

麻酔後、歯茎を切り開き、顎の骨に埋め込むインプラントが入る穴をドリルであけ、インプラントを埋め込みます。ネジ穴が新しい骨や歯茎で塞がらないようにするため、インプラントにカバーを装着します。歯茎を縫い合わせて、1回目の外科手術は終了です。

経過観察

手術後、埋め込んだインプラントが骨と結合するまで安静期間を置きます。骨の状態や治療部位によって異なりますが、3ヶ月から6ヶ月ほど待ちます。

アバットメント装着

麻酔後、歯茎を切り開き、インプラントからカバー部分を外します。アバットメントを連結するために、インプラントの上部の不要な骨を削ります。インプラントにアバットメントを連結し、アバットメント上部は歯茎の上に出ている状態で、2回目の外科手術は終了です。

クラウン装着

噛み合わせをチェックしながら人工歯を取り付けます。仮のアバットメントの場合はアバットメントを取り付けてから人工歯を取り付けます。これでインプラント埋入手術は終了です。

インプラント手術完了

定期的に検診に通っていただき、インプラント部の洗浄やチェックを行っていきます。インプラントを永く保つためにも、メインテナンスが非常に大切ですので、忘れずにお越しください。


インプラントの大敵、インプラント歯周炎に注意

インプラントは人工歯根だからといって、歯磨きをしなくてもよくなったわけではありません。確かに人口の歯冠はむし歯にはなりませんが、インプラントも自然歯と同じように歯磨きで歯垢を除去し、歯石が溜まらないようにしなくてはいけません。

口腔内を掃除しないで放っておくと、最悪の場合、歯周病原因菌によって歯周組織に炎症が起きる「インプラント周囲炎」が発症し、インプラントが抜け落ちることもあります。定期検診をきちんと受けていただければ、クリーニングをいたしますのでご安心下さい。

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